【完】ボクと風俗嬢と琴の音

「ご飯はー?」


「ご飯は食べてきたよん!!」


「そっか、じゃあ鍋に入ってる肉じゃが冷蔵庫にいれとこっと」


「え?!肉じゃが!?食べる食べる~!」


「ご飯食べてきたんじゃないの?」


「まだまだ食べれる~!
それにハルのご飯美味しいんだもん~!!」


「それでよく太らないな…。
感心するわ」


「肉体労働ですから!!!」



その言葉にハルは笑って、猫じゃらしをこちらへ渡してきた。

ハルの代わりに、琴音と遊び始める。

くーーーー!!!!可愛いねぇ!!!



「米はー?」


「米もお願いっ」


鍋を温めながら、冷凍されたご飯をレンジへいれる。
マジで主婦だよ、こいつは。



「明日楽しみだねーーーー!!!」


「いや、楽しむ為に行くわけじゃないから」


「楽しみだよー!!!琴音とお出かけなんて。
ねぇーーー????」


明日の土曜日。
近所で評判の良さそうな動物病院へ行く。
避妊手術の話と、ワクチンを打ちに行くらしい。



もちろんわたしも!!!!!!


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