【完】ボクと風俗嬢と琴の音
おわっ!!!!
余りに近すぎる距離で、ハルの吐息がかかる。
…意識なんてしてなかったのに…。
携帯を持ったまま、硬直してしまう。
それに気づいたのか、ハルがわたしから離れて「ごめん!!!」と謝った。
「べべべべ別に~何が~?
それよりこのお店はワインの種類も豊富で
女の子は絶対好きな雰囲気だと思うけど」
「あ、ああ…確かに良い雰囲気のお店だな」
何、これ……。
あぁびっくりした。
これじゃあまるで意識してるみたいじゃないか!!
アホか!
その日は山岡さんと行くお店の話をして
ユカリの話はし忘れた。というかすっかり忘れていた。
ハルに話すのは明日で良いか。
「おやすみ~」
「おやすみ~」
互いの自室に入っていく。
ここで暮らし始めて3か月。
自分の部屋。荷物も少しずつ増えた。
服とかバックとかアクセとかしか殆ど持ってこなかったんだけど
ハルは休みの日に家具を買いに付き合ってくれていたし
思って見れば…食器は2人ぶん。 真新しいソレは…ハルがこっそり買ってくれていた物だって、最近気づいた。
でもハルはそんな事口に出していいやしない。
そういう人。
そういう良い人。
余りに近すぎる距離で、ハルの吐息がかかる。
…意識なんてしてなかったのに…。
携帯を持ったまま、硬直してしまう。
それに気づいたのか、ハルがわたしから離れて「ごめん!!!」と謝った。
「べべべべ別に~何が~?
それよりこのお店はワインの種類も豊富で
女の子は絶対好きな雰囲気だと思うけど」
「あ、ああ…確かに良い雰囲気のお店だな」
何、これ……。
あぁびっくりした。
これじゃあまるで意識してるみたいじゃないか!!
アホか!
その日は山岡さんと行くお店の話をして
ユカリの話はし忘れた。というかすっかり忘れていた。
ハルに話すのは明日で良いか。
「おやすみ~」
「おやすみ~」
互いの自室に入っていく。
ここで暮らし始めて3か月。
自分の部屋。荷物も少しずつ増えた。
服とかバックとかアクセとかしか殆ど持ってこなかったんだけど
ハルは休みの日に家具を買いに付き合ってくれていたし
思って見れば…食器は2人ぶん。 真新しいソレは…ハルがこっそり買ってくれていた物だって、最近気づいた。
でもハルはそんな事口に出していいやしない。
そういう人。
そういう良い人。