【完】ボクと風俗嬢と琴の音
「今度隼人に行っておく。
お金を払ってどっかに出かけに行くのなら問題ないだろ?
俺はお前の時間買ってんだ。
こんなせまっ苦しい部屋でだけじゃなくて、もっと広いところでお前と会いたいし
飯も食って、デパートなんか行って服を選んだりしたい」
「それって普通のデートじゃん」
「でも琴子は連絡先は教えてくれたけど
客は客って割り切ってるだろ。
それなら時給の発生する時間内で琴子の好きな物を食べて好きな場所へ行こう。
仕事って事ならいいだろ?」
でもわたしの仕事はあなたたち男性の欲求を発散させることなのですよ。
それに……
「仕事の時間内ならば、大輝の望むセックスは出来ないよ?」
「けど琴子を抱きしめたり、裸になってキスをしたりは出来るだろう。
ぜんっぜんしたくねぇけど」
「言ってる意味が分かんない」
「俺はデリヘル嬢としてもお前とはそういう事はしたくないって言ってんの。
つか時間延長していい?」
「わー!無理無理。今日はこれから友達とご飯行く約束してるんですー
あの、プライベートな時間空けます!なので…後で連絡します!!」