【完】ボクと風俗嬢と琴の音

わたしの好きなところに行こうという事で
ペットショップに行って、琴音のご飯と首輪を買ってもらって
その後は様々なスポーツやゲームが出来る大型施設に行った。


小さいけど運動は得意。
大輝もサッカーが趣味と言っていた通りスポーツが得意らしく、庶民の遊び場だ下らない、なんていいつつ
誰よりも楽しんでいて、誰よりも真剣だった。




「へへっあたしからボールを奪って見せろ」


「ちびがっ!生意気言ってんじゃないぞ」


チビもチビなりのやり方ってもんがある。
デカい大輝の横をすり抜けていって、バスケットボールを投げると音もなくそれはゴールポストにおさまった。


「いえぇええええい!!」


「もう一度!」


「ふっふ~自分よりずっとチビに負けてくやしーんでしょ~?」


「いいからもう一度!今は手が滑った」


バスケットボール
バッティング
ローラブレード


さまざまなスポーツをして
ゲームコーナーで鉄砲を撃ちまくって
メダルゲームに熱くなって

遊んでいる時の大輝はまるで子供のようで
一流企業の御曹司にはとても見えなかった。


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