【完】ボクと風俗嬢と琴の音

向き合って当たり前のように笑いあう
そんな日々をただ失いたくなかっただけ

あの人の言う通り
琴子を傷つけて縛り付けていたとしても
どうしても失いたくない物があった。


けれどそれは全部全部俺のエゴで
きっといつか自分へ返ってくる。
必ず返ってくる。
そういう仕組み。

けれど今、どうしてもこの笑顔を手放す事が出来なくて




< 313 / 611 >

この作品をシェア

pagetop