【完】ボクと風俗嬢と琴の音
やっぱり、美味しそうに食べて笑ってくれる顔好きだなー。そう思って、琴子を見つめていると自然と笑っている自分に気が付いた。
「なに?何か笑ってて気持ち悪……」
「気持ち悪いとか……」
「あぁーっユカリからライン。
今からカラオケに行くけど一緒にいかん?って
行こー行こー行こー」
「えー…俺あんまり歌はー…」
「やだー行こー行こー!」
「しゃーねぇなぁー」
あれから
たまにユカリさんと優弥と4人で遊ぶようになった。
元々優弥とは気が合ったし、ユカリさんは美人だけど気さくだし
全然嫌ではなかった。
クリスマスから3日後
山岡さんから長い長いラインがきた。
山岡美麗
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何だかこの間はすいませんでした。
わたしの前から消えてください。は酷い言葉だと思いました。
でも晴人くんはもっと酷い(なんて)
仲良くなって、一緒に過ごすうちに勝手にわたしの気持ちだけ
大きくなっていって
もしかして晴人くんも同じ気持ちかもと
期待している部分もあったと思う。
だからとてもショックでした。
まさか振られるとも思っていなかったし
すごく自分が恥ずかしくなって
消えたくなりました(消えませんけど)
色々考えたのですが
わたしは晴人くんを諦める事が
出来ないと思いました。
なのでこれからも友達としてでもいいから
普通に接してほしいと思いました。
友達としてならいいでしょう?
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