【完】ボクと風俗嬢と琴の音

’彼女は僕の愛撫に小さく可愛い声を出して
自分からキスをせがんで
僕の背中に爪を立てながら抱き着いてきて
僕は彼女の体中にキスをしました。
柔らかい肌。裸で抱きしめ合って、彼女は確かに僕を求めていました’




あぁ吐き気がする。
好きだと認識してしまった後からではもう遅い。

琴子の体をあいつが抱きしめて
あいつに触られて
それを悦んで



何でそんな事をした奴と付き合ってないと言える。
普通に遊びに行くと言えるんだ。
どうして会えるってんだ。



琴子、やっぱり何だかんだ言って西城さんの事好きなんじゃないか?
だってあの人かっこいいし、お金持ちだし、男らしいし、いかにも女が好きな男って感じの物全て持っている人だろ。
女だったら、好きにならないわけないよ。



俺と一緒にいる理由って…琴音だけなんだろうな。
もしも琴音の飼い主が俺じゃなくて琴子になったら、すぐにでも琴子は俺との同居を解消するんだろうな。




はぁーーー………。

好きだと意識してしまえば
彼女のしている仕事も嫌になってくる。
改めて向き合ってなかった部分にきちんと向き合って
デリバリーヘルス。について詳しく調べてみた。



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