【完】ボクと風俗嬢と琴の音
2.晴人「小さき君と破天荒な夜」




2.晴人「小さき君と破天荒な夜」





 

2か月後に1週間出張が命じられたのは今日。




まだ…家さえ見つかってないのに!
そもそも1週間も家を空けるなんて、琴音はどうしたらいいんだ?!
ペットホテル?!(いくらかかるんだ…)
家族は近くにいない。
友人知人(そもそも琴音は俺以外に懐くのか?!)




何故に問題は一気に起こるのだろう。



そして今日は行きたくもない合コン。
何故に土曜日に開催?!
休みの日にわざわざ繁華街に行かないといけないのだ。



しかし困り果ててる俺を見て、優弥に条件を出されたので今日の合コンは参加決定した。
同期で違う部署の早瀬もいるのを聞いて、ますます行きたくなくなったばかりなのだが



早瀬は何故か俺を目の敵にしている。
実は大学も一緒だったのだが、大学時代から顔見知りではあったが、嫌われている。


あまり人から嫌われないタイプだけど、何故か毛嫌いされている。
それが憂鬱に拍車をかける。


けれど優弥が今日の合コンに参加する代わりに
2か月先の出張の間、琴音を預かってくれると言ってくれた。




それには頭が上がらなくて
それ以前の問題で、琴音は他人様が預かれるほど聞き分けの良い猫なのか?


これから家へやって来る優弥。
いつもと変わらずに休日の掃除をする俺。


琴音は構って欲しいのか、肩に何度も乗ってきて、掃除の邪魔をする。

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