田舎娘が大国の皇女様に!?ー皇女の暮らしは毎日刺激的ですー
「あっ…」
ゴールドヘアの木の元には既にエヴァンとジョシュア…それになぜかアレックスとアレクシスもいた。
四大貴公子が揃っている姿を見るのはパーティー以来だ。
「今日は珍しくアレックスもいるのね。忙しいんじゃないの?」
「こんなに雪が積もってはロレッタ様も来られないですからね。それに姉上の話、本人から直接聞きたいですし」
「まあ、本当はロレッタ様と会いたいって思ってるんじゃないの?」
私がからかうとアレックスは目線を逸らして少し顔が赤くなったように見えた。
「べ、別にそんなことは…」
「あーこいつ照れてやんの!」
「う、うるさい!」
ジョシュアにからかわれても否定しないってことは図星なんだ。
まあ順調そうなら姉としては嬉しいことだけど。
「そんなことより、今日はシャルロットの話を聞くんだろ」
「そうそう。寒いんだし、姉様早速話してよ」
「エヴァンとアレクシスの言う通りね。…じゃあどこから話そうかな…」