田舎娘が大国の皇女様に!?ー皇女の暮らしは毎日刺激的ですー



一方、エヴァンはというと何だか考え込んでいる様子で、顎に手をあてながらずっと俯いていた。

エヴァンは私のこと…もう嫌いになったのかな…。

ちゃんと言葉にして好きと言ってくれたのに、やっぱり私の過去は受け入れられない…?





「あの…エヴァン…」


「なあ、ちょっとシャルロットと2人きりにしてくれないか?…頼む」




私の言葉を遮るようにジョシュアがそう言った。





「何だよいきなり…」






「大事な話があるんだ」






ジョシュアらしくない真剣な声色に3人は何も言い返すことができずにいた。





「姉上に変なことするなよ。…ほら行くぞ2人とも」


「ああ分かったよ。…ほら、エヴァン」




アレクシスに促されて我に返ったエヴァンは私を一瞬見つめてから双子たちと共にその場を離れていく…。






「あっ…」





私は思わず手を伸ばしてエヴァンの姿を追いかけようとしたけれど、その手を阻止したのはジョシュアだった。


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