堕とすのはだーれだ!
頼まれた仕事も終わり、佐々木さんのデスクの元へ行くと、いなかったからメモと一緒に置いておいた。


よし、仕事終わったし帰るか。


「お先に失礼しますー!!」


「お疲れー」



私が所属してる部署は広報部で、大変だけど結構楽しい。


「穂香」

「ん?あ、諒太」

「帰りか?」

「そうだよー、諒太も?」

「あぁ」

「珍しいね、この時間に帰れるなんて」

「今日は特に何もなかったからな」

「ふーん」


茶髪で人懐っこい雰囲気の身長の高い彼は、吉村諒太。
同じ大学で同じ学部だったから結構仲がいい、同じ会社だけど諒太は営業部だから部署は違う。


「久しぶりに飲みにいかねー?」

「あー、いいね!行こ行こ」


今日は飲みたい気分だったし、諒太なら気を使う必要もないから楽だ。
思う存分に飲める!!!
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