【完】君に惚れた僕の負け。
「え?……っ、えぇ!?」
じゃあ、さっきの店員さんの笑みも、隣のレジからの視線も全部、あたしと朱里くんの間に子供ができ……。
「早く言ってよ……っ!」
朱里くんとそんな目で見られたなんて、穴があったら入りたい……っ!
「だから重いものは俺が……っプ。持つから!」
いよいよ笑いが止まらなくなった朱里くんが声をだして笑い始めた。
「も、もう!朱里くんのばかぁ……!」
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