【完】君に惚れた僕の負け。
仕方ないから部屋まで運ぶか。
お姫様抱っこでかかえたとき。
――パチ。
目をあけた恋々が「ひゃああああ」と絶叫しながらのけぞった。
「あぶな……っ」
ぎゅっと抱き寄せてなんとか落ちなかったけど。
……落ちなかったけど。
ねぇ、何その顔?
「ふ……。恋々の答案用紙より赤いな?」
どんだけ赤面してんの?
「おろして……勉強するから」
「俺も疲れたし、一緒に寝る?」
って顔を近づけた瞬間だった。
「っ、ばかぁ!」
――バチーン。
お姫様抱っこでかかえたとき。
――パチ。
目をあけた恋々が「ひゃああああ」と絶叫しながらのけぞった。
「あぶな……っ」
ぎゅっと抱き寄せてなんとか落ちなかったけど。
……落ちなかったけど。
ねぇ、何その顔?
「ふ……。恋々の答案用紙より赤いな?」
どんだけ赤面してんの?
「おろして……勉強するから」
「俺も疲れたし、一緒に寝る?」
って顔を近づけた瞬間だった。
「っ、ばかぁ!」
――バチーン。