【完】君に惚れた僕の負け。
梅雨真っ只中の雨でちょっと憂鬱な月曜日の朝。
朱里くんは起き掛けに言った。
「こんど恋々のクラス覗いてみようかな」
なんのために?
そう思ったけど、休み時間のたびに教室の外を確認してるあたしがいる。
まるで授業参観に遅刻しているママを待つ心地。
……今日はこないのかな?
お昼休みも半分以上終わったもん、きっと来ないんだ。
朱里くんは起き掛けに言った。
「こんど恋々のクラス覗いてみようかな」
なんのために?
そう思ったけど、休み時間のたびに教室の外を確認してるあたしがいる。
まるで授業参観に遅刻しているママを待つ心地。
……今日はこないのかな?
お昼休みも半分以上終わったもん、きっと来ないんだ。