【完】君に惚れた僕の負け。
なんと重大ニュースです。
このたび、ヒナと池田くんが付き合うことになったの!
両想いってスゴイ。
そんな、夏祭りが差し迫った夏休み某日のこと。
『でね、池田くんが、四人じゃなくて二人で夏祭り行けばよくない?って……』
電話越しに言いづらそうに提案したヒナに、あたしは快諾した。
「いっておいでよ!」
じゃああたしとふうちゃんは二人でお祭りに行こうかって、ふうちゃんとも話してたんだけど。
夏祭り当日の午後になって、ふうちゃんから電話が来た。
『やっぱ、恋々とふたりで祭りっていうのは、あの幼馴染に“なんとか骨”、折られそうで嫌だなーと思ってー』
「え!?」
『昨日ナンパした子がまたすげー美人なんだけど、そっちと行くわ!』
「はぁあああ!?」
って骨折とかそういうことじゃなくて、美人さんと行きたくなっただけでしょ!?
ふうちゃんってひどすぎ……。知ってたけど。
そうやってドタキャンされたあたしは、なす術もなく。
ふうちゃんめぇ……っ!
このたび、ヒナと池田くんが付き合うことになったの!
両想いってスゴイ。
そんな、夏祭りが差し迫った夏休み某日のこと。
『でね、池田くんが、四人じゃなくて二人で夏祭り行けばよくない?って……』
電話越しに言いづらそうに提案したヒナに、あたしは快諾した。
「いっておいでよ!」
じゃああたしとふうちゃんは二人でお祭りに行こうかって、ふうちゃんとも話してたんだけど。
夏祭り当日の午後になって、ふうちゃんから電話が来た。
『やっぱ、恋々とふたりで祭りっていうのは、あの幼馴染に“なんとか骨”、折られそうで嫌だなーと思ってー』
「え!?」
『昨日ナンパした子がまたすげー美人なんだけど、そっちと行くわ!』
「はぁあああ!?」
って骨折とかそういうことじゃなくて、美人さんと行きたくなっただけでしょ!?
ふうちゃんってひどすぎ……。知ってたけど。
そうやってドタキャンされたあたしは、なす術もなく。
ふうちゃんめぇ……っ!