【完】君に惚れた僕の負け。
「なんでお前そんな服着てんの?」
「なんでって、さっきクラス見たでしょ?みんな似たようなの着てるの」
「こんなのを?」
胸元のリボンに手をかけると、あっさりとほどけた。
「……っ、や」
慌てて身を縮めて隠す恋々、馬鹿じゃないの?
「こんな姿誰かに見られていいの?」
「それは……」
「……俺は、ぜったいに嫌」
強く訴える俺の視線に、恋々の瞳が揺れる。
ぎりっと奥歯をかみしめた。
見せ物みたいに恋々を歩かせたやつとか、「お色気担当」とか言いやがったふうちゃんとか、まじで殺したいんだけど。
ていうか、そういう目で恋々をみたやつ全員ひねりつぶしたい。
「なんでって、さっきクラス見たでしょ?みんな似たようなの着てるの」
「こんなのを?」
胸元のリボンに手をかけると、あっさりとほどけた。
「……っ、や」
慌てて身を縮めて隠す恋々、馬鹿じゃないの?
「こんな姿誰かに見られていいの?」
「それは……」
「……俺は、ぜったいに嫌」
強く訴える俺の視線に、恋々の瞳が揺れる。
ぎりっと奥歯をかみしめた。
見せ物みたいに恋々を歩かせたやつとか、「お色気担当」とか言いやがったふうちゃんとか、まじで殺したいんだけど。
ていうか、そういう目で恋々をみたやつ全員ひねりつぶしたい。