【完】君に惚れた僕の負け。
ひとつ年下の幼馴染、四ノ宮 朱里くんは、あたしのパパとママのお気に入り。
朱里くんは物心ついた頃から、両親への抜かりの無いヨイショと、圧倒的コミュ力をもって我が家をさりげなく制していた。
朱里くんは、まるで二重人格のようにキャラを作り上げて、大人と接する。
大人の前での彼はどこからどうみても「賢い良い子」。
あたしは幼心に「なにしてるんだろう、朱里くん」そういう疑問はもっていたけど、あえて突っ込まなかった。
でもそれがまさかこんなに役に立つときが来るなんて、思ってもみなかったんだ。
朱里くんは物心ついた頃から、両親への抜かりの無いヨイショと、圧倒的コミュ力をもって我が家をさりげなく制していた。
朱里くんは、まるで二重人格のようにキャラを作り上げて、大人と接する。
大人の前での彼はどこからどうみても「賢い良い子」。
あたしは幼心に「なにしてるんだろう、朱里くん」そういう疑問はもっていたけど、あえて突っ込まなかった。
でもそれがまさかこんなに役に立つときが来るなんて、思ってもみなかったんだ。