【完】君に惚れた僕の負け。

どっきーんと心臓が跳ねあがって、冷や汗がでてくる。


息を吸って、吐いて目を泳がせながら「どうかなぁ……」なんて言ってしまったあたしのばか!


「一緒になんかすんでないよ……」


動揺の隠せない声。


嘘ってことがまるわかりで、もちろん誰も信じてくれなかった。


「恋々まさか、同棲してるの?」


「ちがうの!同棲じゃなくて同居!」


「一緒じゃん!」


「ナイショにしてー!」


床に沈み込む勢いで頭を下げた。



「わかってるって!」



ここからはガールズトーク。


今まではこういう話は聞くだけだったけど、今は好きな人がいるからすっごくたのしい……っ。


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