【完】君に惚れた僕の負け。
もう外は真っ暗だ。
あれから1時間が経ったけど、朱里くんが帰ってくる気配はない。
……朱里くんの家にいるかな。
朱里くんに電話をかけてもつながらないから、探しに行こうと家を飛び出した。
きっといるだろうと思っていた朱里くんの実家にまずは行ってみたけど、まさかの留守……。
「……どうしよう」
ええっと、落ち着かないと。
朱里くんが行きそうな場所は、どこだろう。
亜瑚ちゃんのところ……?
そんな最悪のパターンはありえそう。
だったら、迎えに行く必要なんてないし……。亜瑚ちゃんとどうにか連絡をとるなんてことは迷惑だよね。
胸がキュッと苦しくなる。
亜瑚ちゃんち以外の場所にいてほしいな……。
ほかに朱里くんがいる可能性のありそうな場所はないかな。
高校、中学校、小学校……。時間を遡って考える。
幼稚園までさかのぼって、ふと浮かんだ光景。
――毎日のように遊んだ公園。
ほとんど本能のままに走り出した。
あれから1時間が経ったけど、朱里くんが帰ってくる気配はない。
……朱里くんの家にいるかな。
朱里くんに電話をかけてもつながらないから、探しに行こうと家を飛び出した。
きっといるだろうと思っていた朱里くんの実家にまずは行ってみたけど、まさかの留守……。
「……どうしよう」
ええっと、落ち着かないと。
朱里くんが行きそうな場所は、どこだろう。
亜瑚ちゃんのところ……?
そんな最悪のパターンはありえそう。
だったら、迎えに行く必要なんてないし……。亜瑚ちゃんとどうにか連絡をとるなんてことは迷惑だよね。
胸がキュッと苦しくなる。
亜瑚ちゃんち以外の場所にいてほしいな……。
ほかに朱里くんがいる可能性のありそうな場所はないかな。
高校、中学校、小学校……。時間を遡って考える。
幼稚園までさかのぼって、ふと浮かんだ光景。
――毎日のように遊んだ公園。
ほとんど本能のままに走り出した。