【完】君に惚れた僕の負け。
まぁいい。気を取り直そう。
「やっぱ、クリスマスは好きな人と過ごしたいじゃん」
「うん」
「だから俺は今年、どこもいかない」
好きな人がいる家にいる。
「……え?」
さすがに気づいたのかな。
恋々は何か言いかけてから、言葉を飲み込んだ。
「意味わかる?」
「うん。……朱里くん、好きな人いなくなったの?」
思わずずっこけそうになった。
「ねぇそうなの?」
がばっと顔をあげた、そのアホ面。
そうだね、大大大不正解をあげる。
「いたっ!なんでデコピンするの!?」
「馬鹿だなぁーとおもったから」
「そんないい笑顔で言わないで!……でもそっか。好きな人いないんだ……」
なんでそんな喜んでんの。
恋愛沙汰のないフリー同士がいいってこと?
ナカヨシの幼馴染でいましょうねーってやつか。
本当に俺って脈なしだよね。
「やっぱ、クリスマスは好きな人と過ごしたいじゃん」
「うん」
「だから俺は今年、どこもいかない」
好きな人がいる家にいる。
「……え?」
さすがに気づいたのかな。
恋々は何か言いかけてから、言葉を飲み込んだ。
「意味わかる?」
「うん。……朱里くん、好きな人いなくなったの?」
思わずずっこけそうになった。
「ねぇそうなの?」
がばっと顔をあげた、そのアホ面。
そうだね、大大大不正解をあげる。
「いたっ!なんでデコピンするの!?」
「馬鹿だなぁーとおもったから」
「そんないい笑顔で言わないで!……でもそっか。好きな人いないんだ……」
なんでそんな喜んでんの。
恋愛沙汰のないフリー同士がいいってこと?
ナカヨシの幼馴染でいましょうねーってやつか。
本当に俺って脈なしだよね。