【完】君に惚れた僕の負け。
「ねぇ朱里くん。これ、クリスマスプレゼント」


「え? クリスマスプレゼントは無しにしようって言ってたじゃん……」


「んー、そうなんだけど……つい」


「裏切んな。俺なにも用意してないんだけど」


ああ最悪。なんでもいいから買えばよかった。



「でも大したものじゃないから!あけてみて」


「……ありがと」



恋々がラッピングしたんだろうなというのがまるわかりな頑張った包装を丁寧にはがしていくと。


出てきたのは、透明のスマホケース。


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