【完】君に惚れた僕の負け。
屋上はぽかぽか陽気だった。
薄い日陰に入って、青空を見上げる。点になった飛行機がのんびりと横切っていく。
「気持ちいいお天気だねぇ」
思わず口角が上がっちゃうような、そんな心地よさ。
さて、朱里くんが作ってくれたお弁当は。
「じゃーん」と開いてみたら。
「うわぁ……すごい。彩り綺麗……っ」
っていうか料亭?なにこのお洒落なレンコン。
正直ママよりがぜんうまい。
朱里くんって一体なにもの……?
愕然と見上げると「食べれば?」ってポーカーフェイスが言う。
この栄養素まで計算し尽くされていそうな完璧なお弁当を見ていたら変な動悸がしてきた。
明日はあたしの番っていうプレッシャーに頭がどうかしそう。
薄い日陰に入って、青空を見上げる。点になった飛行機がのんびりと横切っていく。
「気持ちいいお天気だねぇ」
思わず口角が上がっちゃうような、そんな心地よさ。
さて、朱里くんが作ってくれたお弁当は。
「じゃーん」と開いてみたら。
「うわぁ……すごい。彩り綺麗……っ」
っていうか料亭?なにこのお洒落なレンコン。
正直ママよりがぜんうまい。
朱里くんって一体なにもの……?
愕然と見上げると「食べれば?」ってポーカーフェイスが言う。
この栄養素まで計算し尽くされていそうな完璧なお弁当を見ていたら変な動悸がしてきた。
明日はあたしの番っていうプレッシャーに頭がどうかしそう。