【完】君に惚れた僕の負け。
「しゅーりーくん」
布団にくるまっている体を揺らす。
「……んん」
あ。二ミリくらい目があいた。
閉じた。
「起きようよー。朝ごはんできたよ」
「なんじ……八時って……。寝かせろよ」
「……はぁい」
朱里くんはもう二度寝してる。
……可愛いし、綺麗な寝顔。
睫毛長いし、肌綺麗だし。
「いいなぁー」なんて言いながらリビングで朝ごはんをたべて、テレビを見て過ごす。
気付けば10時だよ?