【完】君に惚れた僕の負け。
あたしが作ったブレックファーストをブランチにした朱里くんの部屋のドアをばーんと開けた。
熟睡中の朱里くんの体を揺らす。
「……朱里くん起きてー。もう10時だよ?」
「え……うん」
そう言いながら、また寝てる。
ぷくーっと頬が膨らんでく。
お休みの日に寝て過ごすなんてもったいないし、つまんない。
あたしはベッドの前で腕を組んで仁王立ち。
これは、必殺技の出番ですねぇ。
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