チョコレート記念日Ⅱ~ホワイトデー編~

「いきなり何言って……」


と、明花ちゃんが必死で止めようするものの、


「まさかこんな街中で永山先輩に会えるなんて思ってませんでした!」


「1人ですか??それなら、私たちとお茶でもしませんか??」


矢継ぎ早に話しかけてくる美琴ちゃんとるなちゃんの勢いを止めることができない。


「いや、1人だけどちょっと用事があって…」


あはは、と、笑いながら2人に声をかける。


「え!そうなんですか……残念です」


るなちゃんがそう言って、ちらりと、美琴ちゃんを見た。


お互いアイコンタクトをとっている彼女たち。


なんか、嫌な予感がする……。


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