チョコレート記念日Ⅱ~ホワイトデー編~
そのまま、ベッドに潜り込んで目を閉じた。
明日は、駅前まで行って、蘭が好きそうな店、回るか。良いのがあるといいけど。
明日のことを考えていると、目が冴えてしまってなかなか寝付けない。
……つか、まだ、実感わかねぇよな。俺が蘭と付き合ってるって。
ふと、そんな思いが浮かんだ。
だって、アイツ、俺のこと意識し出したのバレンタインデーに、俺が後輩からチョコ貰ってる場面見たからで、、それがなかったらたぶん、まだ、幼なじみのままだったと思う。
バレンタインデーの一件は、嬉しい反面、ちょっと悔しい。
だって俺はずっと好きだったのにさ。
蘭を好きになったのは、きっかけとか昔すぎて忘れたけれど、ごく自然に気づいたら好きになっていた。