チョコレート記念日Ⅱ~ホワイトデー編~
そこで、チョコレート作ってとか頼んじゃうあたりダメだよな、俺。
バツゲームとしてじゃなくて普通に蘭からチョコレート欲しかっただけのくせにあの時はそう素直に言えなかった。
まぁ、とか格好いいこと思いつつも、あの時提案してなかったら、
嫉妬してる蘭なんて、見れなかったもだし、
結果オーライなわけだけれど。
……あ、でも、チョコレート投げられたのは地味に痛かった。
ふと、枕元のスマホを確認すると、すでに夜中の12時を回っている。
そろそろホントに寝ないとな、明日は一日中歩き回る覚悟だし、休んでおかないと。
再び、目を閉じると少しずつ睡魔が襲ってくる。
明日は絶対、蘭の喜ぶプレゼント見つけなきゃ
そんなことを考えながら俺は眠りについたのだった。