チョコレート記念日Ⅱ~ホワイトデー編~


「た、確かに今さらってなるかもしんないですけどこの前遊びに行ったとき、先輩迷惑そうだったから……」


「…迷惑?そんなことないよ。楽しかったし。てか、何でそう思うわけ?」


キョトンとした表情であさみ先輩は問いかける。


本当に思いつかないといった感じの先輩は、不思議そうに首を傾げた。


「じゃあ聞きますけど、先輩……俺と2人になるの嫌そうっていうか、避けてたよね?」


ギュッと、拳を握りしめ、意を決して尋ねてみる。


一瞬、


先輩が驚いたように目を丸くした。


そして、次の瞬間には、


「は?なんか、先輩顔赤い……」


「あ、赤くない!!」


なぜかカアッと、赤くなってうつむいてしまう。


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