大人になんて、ならないで。
子どものイタズラ
なんてことを思ったのは、ほんの一瞬。
ベッドに入るなり、私はどうやら眠ってしまっていたようで…。
目が覚めたら……朝になっていた。
「まだ5時だけど…立派な朝じゃん…」
隣にいてくれなきゃ寝れない、なんて言っておきながら…真矢くんが来る前に眠ってしまっていた。
キッチンから聞こえてた水の音で、真矢くんがそこにいることに安心してしまって…
困らせるようなこと言ったわりに、嘘ついたみたいになっちゃった…。
真矢くん…きっと、呆れてるだろうな…。
……あれ?でも
部屋に真矢くんはいない…。
もしかしたら隣にいてくれたのかもしれないけど、寝るまでって言ってたから…別の部屋?
……あれ、ちょっと待って。
てことは…真矢くん、どこで寝て…?