大人になんて、ならないで。
「真矢くん!!
大丈夫!?寒くない!?」
「重い…苦しい…」
「寒かっただろうから
重いくらいの方がいいかと…」
「布団一枚で十分だから…退かして」
かけていた毛布や布団を退けてソファーの横に置くと、
真矢くんがふぅ…と息を吐いた。
「真矢くん…ごめんね。
布団も出さずに…寒かったよね…」
「……ホントな。
眠れないとか言って、顔見たら寝てるし。
寒いし、枕もなくて寝心地悪いし…
…“オトナ”ってのは意地悪なんだなって学習したわ…」
……全部私が悪いので、反論も出来ません…;
「……でも、
めぐちゃんが元気そうでよかった」