大人になんて、ならないで。



“めぐちゃん”



ほら、やっぱり。



私は、“めぐ”じゃないんだ。




「どうしたの…
あー…やばいな。
めぐちゃんが俺に触ってるだけで…ムラムラする」



「…………へ!!?」



「ははっ、冗談だよ」




『さーて起きるかなー』と言いながら、真矢くんが布団をバサっとめくると…




「〜〜っ!!?///
ま、真矢くん…っ!!!」



「ん?
あー。布団の中で脱いじゃってたわ」




ははは、と笑う真矢くんは、この間と同じようにパンツ1枚…。



布団の中にあったジャージが、ソファーの下にポトッと落ちた。



……あーーもう!



本当に…朝から心臓に悪い…!!




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