大人になんて、ならないで。
そういえば、着替えさせたにしろ、
私の下着もシャツもスーツも、真矢くんの部屋には置いてない。
真優に細かいことを聞こうと思って、真優のあとを追いかけた。
「ま、真優!!」
「わ!なに!
ゆっくりしてていいって言ってるのに…」
「私、昨日…なにした?」
酔っていたとはいえ、やばいプレイにでも目覚めてたのかと不安になって青ざめながら真優に聞くと、
真優がはぁ…とため息をついた。
「覚えてないの?」
「……全く」
「昨日、居酒屋で寝ちゃったでしょ?
だから、真矢呼んで家まで運んでもらったの」
「うん…でもあの、
それがどうしてシャツを汚すことに…」
「そのまま寝るとシワになっちゃうからって、
真矢が着替え手伝ってくれたんだけど…
その途中で愛が吐いちゃって」