大人になんて、ならないで。
いや、待って、私から誘ったにしてもよ。
そんな嫌そうな顔する?
むしろ…そういうのって女側が根に持つ方なんじゃ…?
「そ、そんなに嫌なら、
私のことなんて相手しなければよかったのに…!」
「いや、俺に選択肢なんてなかった」
「……」
まさか私、酔った勢いでそんな…
真矢くんが抵抗出来ないくらい激しかった…とか?
「ま、真矢くん…ごめん、私…」
正座したまま俯くと、
真矢くんが布団を捲って起き上がった。
「ひゃあ!!!」
「……なに可愛い声出してるの?」
「真矢くん…あの!隠して…!」
はだっ、裸ってことは…!!
「いや、パンツは履いてるから」
「……へ?」
「姉ちゃんと一緒だよ」