恐怖症、克服しますっ!
翌日。
いつもより早く登校した。
学校に行くことが楽しみだなぁ、と思ったら、朝早くに目が覚めた。
家にいるより、学校にいたい。
そう思って、私は誰よりも早くに教室に入った。
「……さすがに誰も来ていないか」
教室の扉を開けると、ガランとしていた。
まだ、部活組の朝練も始まっていない時間だもんね。
私は鞄から教科書を取り出して、引き出しにしまう。
単純作業もあっという間に終わる。
せっかく時間があるなら。
ダンスの曲の候補を探しておこうかな。
私は、携帯で人気のダンス曲を調べる。