もう一度あなたに恋をする
今日は朱音を迎えに行くため午前中は有休をとっているが朝いつも通り八時過ぎに出社し仕事の段取りをつける。
「おはよ。あれ?久瀬、午前は休みじゃなかったか?」
「ああ、おはよう。朱音を迎えに行くから休みだぞ。九時過ぎたら行ってくる。」
「ふーん、朱音ね。」
しまった。滝沢に『朱音』と名前で呼んでいる事がバレてしまった。まあ付き合いだしたことは報告済だが、これから何かにつけて絡んできそうだな、コイツは・・・。
九時半過ぎ朱音の病室があるフロアに着いたが何だかナースステーションも慌ただしくバタついていた。看護師の動きを目で追っていると出入りしているのは朱音の部屋だった。
一瞬で血の気が引いた。
急ぎ病室に向かうとちょうど朱音がベッドごと部屋から連れ出されるところだった。
「あっ、九条さんの!」
俺に気が付き声をかけてくれた看護師に詰め寄った。
「何があったんですか!」
『落ち着いて下さい』そう言われカウンセリングルームに案内された。
今朝バイタル正常、食事もいつも通り完食し変わりはなかったらしい。しかし先ほど退院後の注意事項を伝えるため病室を訪れると意識が無くなっていたと言う。
稀に数日、数か月経ってから脳内にダメージが現れる事があると言う。まさか朱音がそれに当たるとは。
直ぐに検査が行われた結果、緊急手術が行われることとなった。
「おはよ。あれ?久瀬、午前は休みじゃなかったか?」
「ああ、おはよう。朱音を迎えに行くから休みだぞ。九時過ぎたら行ってくる。」
「ふーん、朱音ね。」
しまった。滝沢に『朱音』と名前で呼んでいる事がバレてしまった。まあ付き合いだしたことは報告済だが、これから何かにつけて絡んできそうだな、コイツは・・・。
九時半過ぎ朱音の病室があるフロアに着いたが何だかナースステーションも慌ただしくバタついていた。看護師の動きを目で追っていると出入りしているのは朱音の部屋だった。
一瞬で血の気が引いた。
急ぎ病室に向かうとちょうど朱音がベッドごと部屋から連れ出されるところだった。
「あっ、九条さんの!」
俺に気が付き声をかけてくれた看護師に詰め寄った。
「何があったんですか!」
『落ち着いて下さい』そう言われカウンセリングルームに案内された。
今朝バイタル正常、食事もいつも通り完食し変わりはなかったらしい。しかし先ほど退院後の注意事項を伝えるため病室を訪れると意識が無くなっていたと言う。
稀に数日、数か月経ってから脳内にダメージが現れる事があると言う。まさか朱音がそれに当たるとは。
直ぐに検査が行われた結果、緊急手術が行われることとなった。