もう一度あなたに恋をする
田丸さんが来てくれて以来、本当に仕事がスムーズに進む。前に久瀬さんが『残業減るから』と言っていた通り全く残業が無くなる事は無いが、遅くとも十九時には帰れる。大阪時代から通してみても初めての状態だ。おかげで私の疲労からの体調不良もすっかり良くなった。
そして三月最終の金曜日、いつもの様に久瀬さんの車で出勤している時『明日、久しぶりに出かけないか?』と誘われた。自宅療養中の一か月の間は週末はいつも買い物や気晴らしにと何処かに連れ出してくれていたが、私が復帰するとそう言う事も無くなっていた。
「用事ある?」
「へっ?あっ、いや、何もないです。」
「じゃあ十時に迎えに行く。」
その後は仕事の話をしだした久瀬さんだったが、私の頭の中は明日の事でいっぱいだった。
自分の気持ちに気づいてから仕事モードの時は普通に接する事ができるが、送迎の車の中で二人っきりの時実はドキドキで心臓がはちきれそうなのだ。
「どうしよう。今までみたいに普通にできるかなー。」
自分のデスクに座り『はあー』とため息を付いたところを夏樹さんに見つかってしまった。
「何が普通にできるのかな?昼休みが楽しみね!」
これはお姉さま方三人の尋問タイム決定だ。
案の定その日のランチタイムは夏樹さんの『さあ、何があったのかなー?』の一言から始まった。
「じつは・・・」
「「「じつは?」」」
お姉さま方目がランランと輝いてて怖いです。
「久瀬さんから明日出かけないかと誘われました。」
そう言うと『キャー、久瀬さんやっと動いたのね!』とすごく楽しそうです。その後はいつも通り私そっちのけで『あーでもない、こーでもないと』と盛り上がる三人。そしてあきれ顔で見守るみどりさん。何だか最近この光景が普通になってきたな・・・。
そして三月最終の金曜日、いつもの様に久瀬さんの車で出勤している時『明日、久しぶりに出かけないか?』と誘われた。自宅療養中の一か月の間は週末はいつも買い物や気晴らしにと何処かに連れ出してくれていたが、私が復帰するとそう言う事も無くなっていた。
「用事ある?」
「へっ?あっ、いや、何もないです。」
「じゃあ十時に迎えに行く。」
その後は仕事の話をしだした久瀬さんだったが、私の頭の中は明日の事でいっぱいだった。
自分の気持ちに気づいてから仕事モードの時は普通に接する事ができるが、送迎の車の中で二人っきりの時実はドキドキで心臓がはちきれそうなのだ。
「どうしよう。今までみたいに普通にできるかなー。」
自分のデスクに座り『はあー』とため息を付いたところを夏樹さんに見つかってしまった。
「何が普通にできるのかな?昼休みが楽しみね!」
これはお姉さま方三人の尋問タイム決定だ。
案の定その日のランチタイムは夏樹さんの『さあ、何があったのかなー?』の一言から始まった。
「じつは・・・」
「「「じつは?」」」
お姉さま方目がランランと輝いてて怖いです。
「久瀬さんから明日出かけないかと誘われました。」
そう言うと『キャー、久瀬さんやっと動いたのね!』とすごく楽しそうです。その後はいつも通り私そっちのけで『あーでもない、こーでもないと』と盛り上がる三人。そしてあきれ顔で見守るみどりさん。何だか最近この光景が普通になってきたな・・・。