もう一度あなたに恋をする
12時を回った瞬間、夏樹さんに連れ出された。
いつもみんなとお昼を食べていたミーティングブース。
私の隣に夏樹さん、向かいには田丸さん、みのりさん、みどりさんが
ニコニコ顔で既に座っていた。
「さあ、朱音!一から話してもらうわよ!」
これは一通り話終えるまではご飯が食べれそうにないので
お弁当を先に食べる事は諦め話をすることにした。
「実は最初に病院に搬送された後、久瀬さんに告白されて付き合う事になりました。でも数日後には記憶を無くしていたので付き合っていたかと言われればどうか分かりませんけど。」
「じゃあ告白された時にOKだったって事は朱音も久瀬さんが好きだったって事?」
「はい。立花さんの事とか噂もあったので、自分の気持ちを伝えるつもりはありませんでしたけど。」
「はー。まあ久瀬さんは朱音の事気に入ってるんだろうなって思ってたけど。」
その後もねほりはほりと質問攻めにあい、お弁当を食べたのは昼休憩が終わる10分ほど前。みんなで急いでご飯を食べデスクに戻ろうと急いでいると知らない男の人が話しかけてきた。何だか雰囲気も苦手なタイプ。
「九条さん!久しぶりだね。今日こそはご飯行こうよ!」
「あのー。」
この二か月の間に知り合った人なんだろうけど誰だかわからない・・・。
名前が分からない、記憶がない事を伝えた方がいいのか悩んでいると
「片山、何度誘っても朱音はお前と食事に行かないぞ。」
「なんでお前に言われなきゃ・・・、久瀬、お前今『朱音』って言ったか?」
「言ったが?そうだ、朱音弁当ありがと。美味しかったよ。」
それを聞いた片山さんはもちろん、夏樹さんたちも絶句。久瀬さんの後ろでは滝沢さんがクスクスと肩を揺らして笑っていた。
「朱音ー!今晩、飲みに行くよ!」
「松本さん、却下!」
「なんで!」
「朱音はまだ本調子でないから俺が連れて帰ります。帰る場所は一緒なんで。」
久瀬さん!そこまでバラしちゃうの!
いつもみんなとお昼を食べていたミーティングブース。
私の隣に夏樹さん、向かいには田丸さん、みのりさん、みどりさんが
ニコニコ顔で既に座っていた。
「さあ、朱音!一から話してもらうわよ!」
これは一通り話終えるまではご飯が食べれそうにないので
お弁当を先に食べる事は諦め話をすることにした。
「実は最初に病院に搬送された後、久瀬さんに告白されて付き合う事になりました。でも数日後には記憶を無くしていたので付き合っていたかと言われればどうか分かりませんけど。」
「じゃあ告白された時にOKだったって事は朱音も久瀬さんが好きだったって事?」
「はい。立花さんの事とか噂もあったので、自分の気持ちを伝えるつもりはありませんでしたけど。」
「はー。まあ久瀬さんは朱音の事気に入ってるんだろうなって思ってたけど。」
その後もねほりはほりと質問攻めにあい、お弁当を食べたのは昼休憩が終わる10分ほど前。みんなで急いでご飯を食べデスクに戻ろうと急いでいると知らない男の人が話しかけてきた。何だか雰囲気も苦手なタイプ。
「九条さん!久しぶりだね。今日こそはご飯行こうよ!」
「あのー。」
この二か月の間に知り合った人なんだろうけど誰だかわからない・・・。
名前が分からない、記憶がない事を伝えた方がいいのか悩んでいると
「片山、何度誘っても朱音はお前と食事に行かないぞ。」
「なんでお前に言われなきゃ・・・、久瀬、お前今『朱音』って言ったか?」
「言ったが?そうだ、朱音弁当ありがと。美味しかったよ。」
それを聞いた片山さんはもちろん、夏樹さんたちも絶句。久瀬さんの後ろでは滝沢さんがクスクスと肩を揺らして笑っていた。
「朱音ー!今晩、飲みに行くよ!」
「松本さん、却下!」
「なんで!」
「朱音はまだ本調子でないから俺が連れて帰ります。帰る場所は一緒なんで。」
久瀬さん!そこまでバラしちゃうの!