いちご
今までにない経験と、今までに出会った事のないジュリに、私は戸惑いながらも瑠衣斗を探した。
本当に今日るぅって講義取ってなかったっけ?
てゆーか、ジュリと二人っきりと言う状況が、居心地悪い。
モデルのように小さな顔と、整いすぎているパーツは、目が合うだけで戸惑ってしまう。
絶対に私なんかと一緒に居る事なんて、釣り合わないよ。
「今日はナイトは来ないの?」
ジュリが動く度に、何かめちゃくちゃ良い匂いがする。
「えっ!?な、ナイト!?来ない…かなあ…?」
意識しすぎて、声を掛けられた私は、飛び上がる程驚いてしまった。
「ももって新鮮だなあ」
クスクスと笑われてしまったが、そんな笑い方まで綺麗で、思わずみとれた。
「え、いや新鮮って…免疫なくて」
あわあわと話す私って、自分で言ってしまう程間抜けだと思う。
「免疫?男が苦手なの?」
「苦手…違くて、ん~…」
何て言えばいいんだよー!!!!