いちご
自分の部屋のベッドに腰掛け、鞄から煙草を取り出して一本火を付けると、ミネラルウォーターの封をあけて一口飲んだ。
火照る体に染み入るように、冷えた水が浸透していくようだ。
まだ瞼が重くて、体もダルさが残る。
あの時の頭が割れるような頭痛は、何だったんだろう。
きっと、いろいろあったから考えすぎたのかな…。
これから、どうなって行くんだろう。
あの“りな”さんが、もう現れない訳もないだろうし。
次はいつ会う事になるんだろ。
憂鬱な気分になり、胸がモヤモヤとしてきて慌ててかき消した。
何だか考える事がありすぎて、頭が混乱する。
そう言えば、慶兄にもハッキリした返事をしなくちゃいけない。
るぅも意味が分からないし…。ただの友達って感じではなくなってるし…。
あーー!!!!もうなんなのー!!