夢のウエディング イン イタリー
20分ほど、歩くと川沿いに出た。橋の上から遠くにヴェッキオ橋が見えた。

「遠くからの方がキレイだね、ヴェッキオ橋」

「そうだな」

そのまま川沿いに歩いて行き、シニョーリア広場に到着した。観光客の人に2人での写真を撮ってもらったので、シニョーリア広場での記念が出来た。

ドゥオモ方向に歩いて行き、前日から気になっていた豪快な盛り方のディスプレイのあるジェラート屋さんでジェラートを食べることに。ショーウインドウをパチリ。

拡嗣はパイナップル、美和はレモンをオーダー。

「おいしいけど・・・ちょっと多いね」

「そだね」

1人4ユーロサイズだったんですけどね。

そのまま中央広場の方へ歩いて行き散策。フィレンツェ記念になにかいいものないかな?と捜したんだけれど、残念ながら、気に入ったものがなかった。

この日はあっさりとセンピオーネホテルが見つかり、ホッと一息。あまりおいしくはなかったけれど、時間の関係で昨日のピッツェリアでお昼を食べて…拡嗣の時計で11:20を示していたのだた、ふと美和の時計を見ると11:40。焦って、店の人に時間を聞くと、11:40だった。

「急がなきゃ!12時待ち合わせだ!」

「うん、急ごう」

センピオーネホテルに着いたのは11:55。送迎の車はまだ来ていないようだった。

「イタリア人は時間にアバウトなんじゃないか?」

「かもね。もう少し待ってみよう」

10分くらい待ってみたが来ない。

心配したフロントの人が尋ねてきた。

「何時に迎えが来るのですか?」

「もう来ていていいはずなんですが・・・」

仕方がないので、手配会社の人に電話をしてみると

「まだ、来ていませんか?私がこれから向かうので、ラ・バーニャイアに行けないことはありません」

そのあと電話があり、

「40分程度かかるので、出歩いてもいいですよ」

と伝えられたが、不安なのでホテルで待つことに。
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