夢のウエディング イン イタリー
2007年10月12日

午前6時ごろ、起床。ホテルの朝食は・・・う~ん、イマイチ。いままでが、よすぎたか?

8:30ごろ、ホテル出発。Green Line Tours のオフィスを目指して歩いた。駅前に、GLTのバスが止まっていて、

「これに乗るのかなぁ?」

なんて話していたら、チケットを持った男性に声をかけられた。

「もう、チケットを持っています」

と言ったら、

「じゃあ、チケットを見せて・・・このバスだよ」

と言ってくれた。

「どうぞお乗りください」

と言われ、2階席へ。すでに何人か乗っている人がいた。9時にバスが出発。3つ目の停留所、コロッセオで下車し、歩いてコロッセオへ。

「すごいねぇ」

コロッセオ入り口には列が出来ていて、「個人」の方に並んだ。チケットを買い、エレベーターで2階へ。

「すごい、すごい」

迫力ある遺跡に感動した。

美和は何故か目が痛く、拡嗣に

「眠いの?」

と聞かれたりした。

「日焼け止めが目に入ったみたいで痛い」

「トイレに行って目を洗っておいでよ」

洗ったら、心なしかましになった気がした。しばらく、コロッセオで過ごし、フォロロマーノへ。パンテオンの丘に入場し、景色を楽しんだ。

バス停へ行き、10分くらいでバスが到着。ナヴォーナ広場へ。お昼の場所を見つけようと歩き回るが、サルヴァトーレ山田さんのおすすめのお店がなかなか見つからない。途中、拡嗣が

「先に行って見てくるから、ユックリ来て」

と言って、早足で行ってしまった。すぐに見失い、どちらの道に行ったか分からなくなり、分岐点でずっと待っていると、拡嗣が息を切らして戻ってきて、

「まっすぐ行ったところで待っていたのに来ないから、心配したよ。ひとり残して先に行くのは怖いね。もう、置いて行かないからね。不安だった?」

ぎゅっ、と抱きしめた。

「うん」

安堵の涙を流す美和だった。

そのあと、2人一緒にお店を捜し、やっとのことで見つけた。席に着く前にお魚の盛ったお皿を持ってきたので、写真に撮らせてもらった。

「よかったら、オーダーしてください」

席について、メニュー解読。英語メニューもあったが、単語が分からないものもあったので、時間がかかった。途中、ウエィターさんがきのこの山盛りを持ってきて、

「ポルチーニ茸のローストはおすすめですよ」と。確か、サルヴァトーレ山田さんが、「この時期にしかない」と言っていたものだ。

結局、おすすめのポルチーニ茸のろーすと、カネロニ、T-ボーンステーキを頼んだ。ポルチーニ茸のローストは本当に香り高くておいしい。カネロニはひき肉の詰まった大き目のパスタをグラタンにしたようなもので美味。T-ボーンステーキは、ひとりで食べるには大きいだろうなぁ・・・というボリュームで、味が濃厚。噛めば噛むほど肉汁がしみでておいしい。昼間から贅沢してしまった。

食べ始める少し前から雨が降り始め、大降りになってきたのでテラス席から店内のテーブル席に移動させてもらった。食べ終わっても、まだ止まない。
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