腕の中の静けさは・・・
「え?日本語わかるの?」
このホテルに来てからはずっと英語だったから「かわいいですね」って日本語に驚いた。
「少しだけですけど」
「へ~そうなの。留学とか?」
「大学のときに日本のホテルへ何度も勉強に行ってました」
「大学のときから?」
「はい、日本大好きです」
「日本語お上手よ」
「パク様もお上手です。」
「え?」
「え?」
「ああ、そうよね。不思議よねパクだもの、でも日本語ってね」
不思議そうな顔をしているジュリアンさんはきっと私のこと韓国人だと思っていたに違いない。
「私は日本人なの。主人が韓国人なのよね。だからパクです(笑)」
「あ~~。そうだったんですね」
ってその頃にはすっかり会話は英語に戻っていた。
楽しく会話が弾むと「お話中、失礼します」ってまたまた可愛い子が登場。
その子と挨拶を交わしたジュリアンさんが
「パク様?身体の火照りは少し和らぎましたか?」って・・・
「はい。大丈夫ですよ?」
「それではそろそろ次のご準備をと思います。」
「え?まだ何かあるんですか?」
時計に目をやると、4時を少し回ったところ。
「5時半過ぎには主人が戻ると思うんですけど、、それまでに間に合いますか?」
「はい、もちろんです。ご主人がお戻りになる前には仕上がります」
「仕上がる?」
「はい」
何に仕上がるんだろう?
全身泥パックとか?
いろいろな疑問を抱えながらも信頼しきっている私は言われるがまま付いて行った。
案内された部屋はスタジオのような・・・
大きな鏡の前に座らされると、さっきの可愛い子、、モナさんがスタンバイする。
どうやらヘアメイク・・・
「あの、、、、、」
「ご主人様からのご依頼です。お任せください」
「あ、、、そうなんですか。宜しくお願いします」
女になれなんて言われてたから、(笑)。。
その一環でヘアメイクなのかと理解した私はそれ以上は聞く事はしなかった。
「パクさま・・・・・」
「・・・・」
「パクさま?」
え、、?
ん・・・・・
あ!はい。。。
「あ、、はい。すみません。眠ってしまいました。。笑」
「いえ(笑)」
彼女と視線を合わせそのまま鏡を見ると・・・・・・
「え・・・・・・・・・ふわぁ、、、別人。。。」
「とってもおキレイです」
「あああ、、りがとうございます。こんなにしていただけて。」
「いえ。メイクはナチュラルなのでほぼ何も特別なことはしてないんですよ。」
「へぇ~~でもなんかいつもと違います」
「そうですね。普段もナチュラルな感じだったので少しタッチを変えてみただけです」
「え?普段ですか?」
「ああ、すみません。ご主人から普段はこんな感じですってお写真お預かりしていました」
なんてこと?
ビックリしちゃう。
なんかいつの間にそんなことしてくれたんだろうってうれしくなる。
「ありがとうございます。これからディナーの約束をしているので助かります」
「はい。それも伺っております」
「あ、そうだったんですか(笑)。ヘアメイクの手間が省けてホント助かっちゃいました(笑)」
「笑。」
「でもこんなに素敵に仕上げて頂いたのに、見合う洋服ないかもしれません・・・」
「はい、そちらのご準備もお預かりしています」
「え?」
「衣装もお預かりしていて、こんな感じに仕上げて欲しいとのことでしたので。」
「はぁ・・・・・・・・」
「素敵なご主人様ですね。」
「あ、はぁ・・・・・・」
間抜けな声しか出ない。
・
このホテルに来てからはずっと英語だったから「かわいいですね」って日本語に驚いた。
「少しだけですけど」
「へ~そうなの。留学とか?」
「大学のときに日本のホテルへ何度も勉強に行ってました」
「大学のときから?」
「はい、日本大好きです」
「日本語お上手よ」
「パク様もお上手です。」
「え?」
「え?」
「ああ、そうよね。不思議よねパクだもの、でも日本語ってね」
不思議そうな顔をしているジュリアンさんはきっと私のこと韓国人だと思っていたに違いない。
「私は日本人なの。主人が韓国人なのよね。だからパクです(笑)」
「あ~~。そうだったんですね」
ってその頃にはすっかり会話は英語に戻っていた。
楽しく会話が弾むと「お話中、失礼します」ってまたまた可愛い子が登場。
その子と挨拶を交わしたジュリアンさんが
「パク様?身体の火照りは少し和らぎましたか?」って・・・
「はい。大丈夫ですよ?」
「それではそろそろ次のご準備をと思います。」
「え?まだ何かあるんですか?」
時計に目をやると、4時を少し回ったところ。
「5時半過ぎには主人が戻ると思うんですけど、、それまでに間に合いますか?」
「はい、もちろんです。ご主人がお戻りになる前には仕上がります」
「仕上がる?」
「はい」
何に仕上がるんだろう?
全身泥パックとか?
いろいろな疑問を抱えながらも信頼しきっている私は言われるがまま付いて行った。
案内された部屋はスタジオのような・・・
大きな鏡の前に座らされると、さっきの可愛い子、、モナさんがスタンバイする。
どうやらヘアメイク・・・
「あの、、、、、」
「ご主人様からのご依頼です。お任せください」
「あ、、、そうなんですか。宜しくお願いします」
女になれなんて言われてたから、(笑)。。
その一環でヘアメイクなのかと理解した私はそれ以上は聞く事はしなかった。
「パクさま・・・・・」
「・・・・」
「パクさま?」
え、、?
ん・・・・・
あ!はい。。。
「あ、、はい。すみません。眠ってしまいました。。笑」
「いえ(笑)」
彼女と視線を合わせそのまま鏡を見ると・・・・・・
「え・・・・・・・・・ふわぁ、、、別人。。。」
「とってもおキレイです」
「あああ、、りがとうございます。こんなにしていただけて。」
「いえ。メイクはナチュラルなのでほぼ何も特別なことはしてないんですよ。」
「へぇ~~でもなんかいつもと違います」
「そうですね。普段もナチュラルな感じだったので少しタッチを変えてみただけです」
「え?普段ですか?」
「ああ、すみません。ご主人から普段はこんな感じですってお写真お預かりしていました」
なんてこと?
ビックリしちゃう。
なんかいつの間にそんなことしてくれたんだろうってうれしくなる。
「ありがとうございます。これからディナーの約束をしているので助かります」
「はい。それも伺っております」
「あ、そうだったんですか(笑)。ヘアメイクの手間が省けてホント助かっちゃいました(笑)」
「笑。」
「でもこんなに素敵に仕上げて頂いたのに、見合う洋服ないかもしれません・・・」
「はい、そちらのご準備もお預かりしています」
「え?」
「衣装もお預かりしていて、こんな感じに仕上げて欲しいとのことでしたので。」
「はぁ・・・・・・・・」
「素敵なご主人様ですね。」
「あ、はぁ・・・・・・」
間抜けな声しか出ない。
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