腕の中の静けさは・・・
朝、、って言っても目に入った時計の針は午前10時を指していた。

天音の姿は何処にもなくて部屋を歩き回るけど見当たらない。
カーテンをゆっくり開けると


「いた。」


ベランダの隅でスマホに耳を傾ける天音。
近づくと、ハッとした顔をする。(笑)






「約束破ってオンマの顔して何してんすかぁぁ」って後ろからそっと抱きしめ耳元にキスをした。




うん。オレに隠れてこっそり家に電話してた天音。

と、不意に耳に当てられたスマホの中から

「あっぱ~~~~」って声が聞こえた。


「ふふ、、シオナ~~~~おはよ~~」

「きゃはは。。アッパ」



やべーちょーーかわいい。

天音もニコニコしてる。


















「ただいまーーーーーー」って声をそろえたら呆れた顔したオモニ。

「なによ。もー帰ってきたの?今夜も遅くなるって言わなかったっけ?」



そぉ・・・そのつもりだった。

ふたりでデートしてディナーまでして帰るつもりだった。





「でもオモニ、、帰りたくなっちゃったんだもん(笑)」

「そうそう(笑)」


「ってユソナが楽しませられなかっただけなんじゃないのかしら?(笑)」

「えぇええーーーーーーーそんなことないよ。ないよね?ねぇ?」

「どーだろ。笑」



その後、仕事から帰ってきたアボジとみんなで食卓を囲む。














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