腕の中の静けさは・・・
ん、、、、っと・・・

な、、、んかよくわからないんですけど?






急にぐグッと近づく顔。
静かにキスを落とすと「気付いてないんでしょ」って。


「・・・・・・・・」

「オンマの天音、に?たまらなく色気、感じるンすよ・・・だから戸惑って誘えなかった」



意外な答え。
でもそんなキスしときながら言う言葉じゃないって言うの

ユソンだって気付いてないでしょ?







「戸惑ってるって・・・クス。ほんとユソンじゃないみたい、笑」

「笑うなぁ、、、オーラでてるしね」

「オーラ?」

「触るなオーラ」

「ぷっ(笑)、、、出てた?そんなオーラ?」

「だから余計なんか言えなかったっすよ・・・」

「へぇ~~~~」





考えてみればソファーの上と下。
おかしなふたり。

いきなり触れられた胸に「ひゃ!」ってヘンな声。





「痛い?」

「・・・ん、まぁ・・・」

「じゃぁ、、、ココは、、、、なしネ」

「クス(笑)ん、、すみません」

「カノンのためガマンします」

「(笑)・・・」





さっきの言葉通り遠慮してるのか優しく触れるキスがくすぐったい。
ユソンに腕を回し自分から迎え入れるようにキスをする。


触れ合ったままの唇から「天音・・・アイシテル」って・・・

「ん、、、、私も」って・・・



お互い上半身は着たまま急ぐようにひとつになった。




辿りつくと、艶かしい声をだすユソン。


思わず目を開けると声以上に色っぽい顔をしたユソンがいたけど
妙に冷静な自分にちょっとおかしくなった。



「オンマ天音すっげ~いい」

「ヤダ////そんなこと言わなくてもいいよ////」

「このままでもいいかも・・・」

「え、」

「え?」

「ぇ、、ぁ、うんん」

「うそ。このままはちょっとね(笑)」


「ぁ、、、/////」






「今日は優しくするから・・・」

甘くて深いキスを何度も繰り返しながら優しく揺れる。






なんか、、私、、へん?大きく呼吸をしながら見あげると
「ふふ。。やっぱりさ2人の時はそーゆ顔してて。ね?」








深いキスで私の女を呼び起こす・・・(笑)


好きよユソン・・・
















そろそろカノン起きるかもって言う天音の声で2人で急いでシャワーを浴びる。

天音が先に出て慌てたようにパウダールームを後にした。


なんか思い出す。
シオンのときもそーだったっすね。

なんどジャマされたことか。(笑)





髪を拭きながらリビングに向かうとカノンの泣き声が聞こえた。

キッチンから慌てて出てきた天音に「オレ連れてくるよ」って声をかける。


カノンを抱きかかえたままオシリをトントンってあやす。

そのカノンの声にモゾモゾ動くシオンのそばに行きお腹を優しく撫でると
スゥーーっとまた寝息が聞こえた。






「シオン大丈夫だった?」

「うん」

カノンを天音の腕の中に。


隣に座ってカノンを一緒に見つめる。
なんて幸せな時間なんだろう。

これ、驚くけどシオンの時にはそんなに感じなかった感情。

もちろんシオンもかわいかったし愛しかった。
でもなんてぇ~~のかな・・・


ん、

ん、、、、、

要はあれだ。



変な気が起きないってこと。
シオンのときはライバル心じゃないけど妙な感情が行き来してた。




天音にはアッパ失格って言われてるけど、しょーがないんすよ。

だって男だし。
アイツは一瞬でもオレの一番を奪ったやつっすからね!


それ言ったらきっと「3番降格でしょ」って言われるの間違いないんだろうけど。。。

はぁぁ、、、、





チュパチュパってシオンより優しい音。

小さな手に触るとすかざすキュゥゥゥーーって握ってくれる。
たまらないっすよ。



もぉーね、、、なんだろ。持ち歩きたい(笑)

ヘンタイかオレ・・・・苦笑。



かわいい小さな口が静かになってピュって離れた。

一瞬くちをムギュってして大きく息をついたから天音の腕から抱き上げて
小さな背中をひと撫でする。



トントン優しく叩いてもうひと撫で・・・・・・


そしたらかわいいゲップ。



「かわいいねカノンのゲップ」



「重症ね。笑クス」

「何にしてもシオンのよりかわいいし優しい」

「笑。ゲップに優しいとかあるの?おかっしぃ~」




なんとでも言え。

かわいいもんはかわいい。

少し眺めて寝室に連れて行く。











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