腕の中の静けさは・・・
ああ、、、、ダメだ。
離れたくなくなるじゃん・・・・・・・


ぽふぉわって落とされた

私を見下ろしたまま何ともいえない表情をしたユソンが「がんばっておいで」って。






やっぱりお見通し・・・



泣きそうな私に「泣く暇なんてないから覚悟して(笑)」ってふわふわなキス。

どこもかしこも隙間だらけのバスローブ
楽しむように隙間のいたることろからじれったいくらいに動き回る大好きな手。




「ユソナ・・・」

どこに触れられても恥ずかしくなるくらい声がもれてしまう。




「いいっすね、、感度良好。ふふ気持ちイ?」

声にもならずコクコクうなずくと「ん?」って・・・


意地悪だ。


「・・・アマネ?」



「ン、、、イイ。キモチイイ」

「んは。」


満足そうな顔しちゃってさ、、、
でもほんとに気持ちよくてあっという間にさらわれた。


小刻みに揺れる肩に手を当てると
「まだダメ」って言ったのに「もうダメ」って言いながらも
さっきとは違ってゆっくりひとつになる。

一瞬気が遠くなるけど同時に揺らされるそのリズムに引き戻される。


いつになく激しいリズムに寂しさが薄れてゆく・・・
なんでもお見通し。

かなわないな・・・

私の名前を囁きながら見つめられるその顔は吐息混じりで悔しいくらいに色っぽい。


リズムが少しでも変わるとわかり過ぎるくらいにユソンを感じる

途中何度も確認しながら私の言葉を待つ・・・




なんで今日はそんなに意地悪なの。


リズムもゆっくり確かめるように変わってる。
ゆっくり大きく深く・・・



「・・・アマネ、、」


なんどもうなずく・・・・・・・




呼吸を合わせるように同時に声にしたお互いの名前。




やっぱりさっきとは違って離れずにそのまま呼吸を整える。
なかなか離れようとしないユソン。



「どうしたの?」

「、、、、うんん。離れたくないだけ」


「・・・・・」




少しするとバスローブを手にしたユソンが体を離す。

「やっぱりオレ若っ!(笑)」



ふわってかけられた布団と同時にユソンの腕の中。


涙が出た。
その涙にキスをするユソンが話し出しす。



















「オレね実は期待してたんすよね」




「ん?」




「ここんとこ体調わるかったじないっすかぁ~」



「ぁ、うん・・・」



「うん。やっぱり?」

「・・・・・・うん」






そう。



出来たかなって思ってた。

遅れてたし、体調悪かったし・・・・・




でもその後、病院へ行くまもなくキタ。









「ごめんね」

「あへぇ~なんで謝るんすか。へんな天音」

「だって期待してたって」

「そりゃーするし、したよ。でもさ、そんなのね~神様しかわからないじゃん」



「でも、、、」




「じゃぁ~~オレもっ~ごめん!もっとがんばるよ(笑)」




「がんばるって、(笑)」

「ん?すぐがんばれるけど?落ち着いた?」






「ぁ・・・」


無言で私を見るユソンの顔で冗談じゃないことがわかる。









初めて家族と離れる寂しさを忘れさせるように少し激しく私を抱くユソンも

体調が悪かった私には何も言わずにちゃんと気付いてくれていたユソンも
好きでスキで、、大好きでたまらない。

このスキを、、大好きをどう伝えればいいのかって最近よく考える。



いつもいつもなんでもお見通しで一番いい形で見守ってくれているユソンの愛情表現は
なんの迷いもストレート。

時間や場所関係なく。



そこにはふたりしかいないんだよって言うみたいに・・・

思ったときがその時。
感じたときがその時。


だから私はいつも幸せ。






この幸せをどうやったら、、、?

ユソンにも感じてもらえるんだろう。




もちろん私にも迷いなんてないんだけれど
ユソンみたいにストレートには伝えることが出来なくて・・・

思いの丈が伝えられずに無駄に零れ落ちているようでどうしたらいいんだろう。

ユソンみたいに真っ直ぐにストレートに思った時、感じたその時に・・・


ん・・・









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