腕の中の静けさは・・・
「ふわぁぁ、、、」

朝から大あくび。あわてて口元に手をあてる。けど、遅かった。


部長とばっちり目が合って手招きをされた。






ウビンに笑われながら部長の元へとぼとぼ向かう。


「座れ」って、、、


怖いし・・・





「大丈夫か?」

「へ?」




ここでは誰よりも付き合いの長いソン部長。




何も言わずに顔を見ると「朝っぱらから連絡あった」って。



「ほんとですか?」

「迷惑なヤツ、(笑)」

「すみません」

「今にもこっちに来そうな勢いだったぞ、って言うか来そうで怖いな(笑)」

「はぁ、、、、笑えないし部長」

「はっは(笑)だろ?迎えに来るとか言い出しそうだしな」

「・・・・・・・」


「え?」
「え?」




「くるのか?」

「そー言ってました」

「そっか(笑)幸せなんだな・・・」

「まぁ、、いちお。」



「オレ実を言うとな、初めはお前とヤツがって聞いたとき大丈夫なのかって思ってんだ」

「へ?」




「アイツ優秀ジャン。しかもイケメンで優しいって女性社員が騒いでたからな」

「あ、、、ま、確かにね」

「オレはオマエが可愛かったしな。」

「娘さんに似てるんでしたっけ?」



「そうそう、だから余計に心配だったんだ。だからアイツ呼び出した」

「え!ほんとですか?」

「うん。ほんと」



「ユソンなにも言ってなかった」

「言うなよって約束させたからな。(笑)」



「なにしてんですかぁ~もぉ~~なに言ったんですかユソンに」

「泣かせたらただじゃおかないから覚悟しろって言った(笑)」




ニコってして「ブイ!」って可愛くピースをしながらそう言った。




「んも~ブイじゃないし、、」

「心配しないで下さいってオレが幸せにしますって言われたけどな(笑)」



「・・・・・・」

「でもホント大丈夫なのか?」

「そんなはずかしいこと何度も言わせないで下さいよ」



「そーじゃない。ほんとに顔色悪いぞ?」


「あ、、」

「オマエが時差とか言う時点でおかしいってユソン言ってた、確かにだ」



「・・・・・」

「とにかくだ、向こうを出るときは元気だったのにおかしいからってオレに見張っとけとな」

「あ、、もぉ、、すみません。」

「オレそんなに暇じゃねーって怒っといたけどな」

「大丈夫なんで・・・」

「とにかく無理するなよ。」

「はい、ありがとうございます。じゃ、戻りますね」









「ラウンジ行ってくるけど何か飲む?」ウビンに声を掛ける。

「あ、フロート、コーラね」

「子供か。(笑)」



ラウンジについてスマホをタップした。
忙しいのはわかってるからメールで・・・









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