腕の中の静けさは・・・
『出向・・・受けるの?』



『うん。そのつもり。断る理由もないしね(笑)』

『そぉ、すか』




『ん、また一緒に働けるね』

『楽しみすね』

『よろしくね』

『うぃっす』




『ユ・・・そん?』

『ん?なんすか?』




『手ぇ、、離してくれな、いかな?(笑)』


顔を見ると困っていて




『あ、、ん、、、でもさ』




そのまま引き寄せた。







窓に映るオレの腕の中にいる天音・・・

お互いの鼓動がうるさいくらいに聞こえる。







『出向は韓国にだけ、、、すか?』



『ぇ?・・・』

『この間の意味。ごめんねユソンってどういう意味?』





『あれは・・・・』




オレの胸のあたりで聞こえる声。







『オレじゃダメってこと?ルイってやつのことあきらめられないってごめん?』






『・・・・・・・・』


『出向で韓国には来られるけど、オレのところには来られない?』








その時オレの腰のあたりに天音の手がギュって回る。









その感触だけで笑顔になるって知ってる?



笑・・・











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