腕の中の静けさは・・・
「どうして・・・」

「オレも一緒に行く」

「え、、、」




一緒に行くと言ってくれたガリルにアボジがお願いしますと頭を下げていた。






「なに言ってるんですか、オレ1人で大丈夫です」

「な、わけないだろ?オマエ今、自分がどんな顔してるのか知らないだろ?」


「・・・・・・・」

「それにな、、、」

「すみません。ありがとうございます。」


天音のこと心配してくれている・・・・・
感謝の気持ちでいっぱいになる。






「お父さん、私に任せてください」

「ありがとうございます。助かります。息子と娘を、、お願い致します」





その後も何か話していたふたりだったけど一切耳には入ってこなかった。
そばにあったイスに崩れるように腰掛ける。




少しすると振動するスマホ。

ウビンだった。










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