腕の中の静けさは・・・
「ありがとうユソン・・・」

「ん、ダメ、、かぁぁ、な?」

「ぇ?」

「一緒に寝ちゃダメすかね?」

「・・・・・そうしたいけど?」




え?
そうしたい?天音も?


え、、いいの?いい?




「でも(笑)これ、、、とか、、これ、、」って言いながら笑う天音。



スッキリしたとは言え、最低限っぽい感じで機械や管は天音のまわりにまだあって


「はぅ、、、、」


ジャマだけど
天音の命を守ってるものだから、って言い聞かせる。



「パクさん、、そろそろ・・・」って困った顔をした看護師さんに急かされるように病室の電気を消した。





幻想的にうっすら明るい病室に「ぅわぁ、、、」って声をあげた天音



「ここくる時は雨だったんすど止んだンすね」


窓際に行きカーテンをあけるとキレイな月が見えた。





「きれい?」

「あ、うん。見たい?」

「ん・・・」



機械とベッドをすこしずつ移動した。





「わぁ~きれぇ、、、」

「ここじゃぁ明るすぎて眠れなくない?」

「でも、ココがいい」

「ん、じゃぁもう少しだけね、そしたらカーテン閉めるよ?」

「うん・・・」





天音の手を握り髪を撫でていると、いつの間にか眠りについた天音。

オレもベッドを移動して眠りにつく。









< 247 / 308 >

この作品をシェア

pagetop