腕の中の静けさは・・・
「うん、、たぶん。だってさ、こんなとかそんなとかあんなとか考えたことないっからさ?
天音だし?天音だもん。どんな天音とか考えたことないしねぇ。シオンもそう言ってたよ。シオンにもそんなこと言ったんでしょ?」

「言ったかも、、ダメだね」

「うん、ダメだね。」

「だね、、」

「うん(笑)」



「シオンなんて?」

「関係ないのにねって。オンマは何が言いたかったのかなって。僕にとってはオンマはオンマだから、、ん~~って考えてたよ(笑)」

「やっぱりダメじゃん私」

「ん、だからそー言ってるっすよ(笑)」





なんかあんな自分勝手な気持ち

触れたいとか……。



収まってきて、、よかった。。






「子供ってやっぱりすごいね。」

「ふはっ(笑)、、うちの子達は特にね!」

「(笑)うん、」

「オレと天音のっすからね(笑)とーぜん!っチャ~当然!!」

「・・・・」


ん?




「どうしたっすか?」

「ん。」

「なに?」

「ごめんね、、そんないい子がもう1人増えるはずだったのに・・・」

「ん、、残念だったよね。ホントに・・・」

「ゴメンナサイ」


ギュって抱きしめる。
頭にキスをしてそのまま抱え込んだ。





「まだ自分のせいなんて思ってる?」

「・・・・」



「残念だったけど、まだ準備ができてなかったんすよ。きっとオレたちにもあの子にも・・・」

「助けちゃったからかな、、私がシオンくん助けちゃったから代わりに、、」

「そんなふうに思わないで。オレたちの子がそんなこと思うと思う?」


思いっきり首を振った天音。



「私のこと、、私の体のこと考えてなのかも・・・」

何を考えてもマイナスにしかいかなくて、、しょうがないんだけど、、





「そう思うならがんばって。こんなとか言ってないで、オンマのためにって考えてしまうなら答えなきゃ、、なんじゃないの?」

「ん、、そうだよね・・・」


きつい言い方だったかもって思いながら・・・


でもね、って話し出した天音。






「夢、、みるの。毎晩おなじなの」

「どんな?」

「ん、、、あのね、子供たちが遊んでるんだけど、私は見てるの。」

「うん」



「だけど、いつの間にか隣にいるのよ、、」

「カノンが?(笑)」

「うんん、、、、」





え、、それって、もしかして・・・








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